アイテム詳細 幅広い気候条件への対応を目的として開発されたM1943を113 original 3D クチュールにより再構築。 特徴的なデザイン・ディテールは細部まで一切の妥協を排して作り込みパターンメイキングと縫製技術を持って M-43を新たなレベルに到達させた。 アメリカ軍の服装は第一次大戦に参加したままほぼ変わることなく第二次世界大戦に参戦、実際の戦争を経験する上で多くの不都合が生じてきた。その一番手に上げられたのがフィールドジャケットだった。
アメリカ軍の場合、一般的な歩兵が着用するフィールドジャケット以外に空挺部隊、戦車部隊、山岳部隊など作戦に応じた衣料が数種類用意されていた。 しかし戦争が本格化すると供給の問題やヨーロッパの気候や地形に素材や色が合わないなどの決定的な問題点が露見することになる フラップ止めの大きなポケットが両胸と腰部分に合計4つあり腰はドローコードで調節しフィット性を高め、衿は開襟でも閉じても、あるいは衿を立てれば外気の侵入をシャットアウトすることができた。また袖口はふたつのボタンで調整できることも、温度調節や運動性に優れていた点だった。 M-43フィールドジャケットは第一特殊作戦部隊によって南イタリアでテスト採用され、その後問題点を改修、ノルマンディ上陸作戦の後から順次採用が開始された。 その後の軍隊の衣料そのものを大きく変えてしまう程のインパクトがあり歩兵のみならず陸軍全軍が支給対象になったモデルである。 一番の特徴であるレイヤー(重ね着)の考え方が現在のアウトドアー衣料の基本になりこの時に完成したと言ってもいいディテールである。 ミリタリーアイテムに異素材を組み合わせることは高度な縫製技術とミリタリーのノウハウが無ければ不可能である。 丁寧なだけの縫製ではミリタリーならではの迫力に欠け、ミリタリーならではの縫製技術だけでは、orignal 3D クチュールの再現性に欠けるからである。 ほぼ曲線の 113 original 3D クチュールと異素材の素材使いは縫うことが出来る職人が限られているだけでなく、職人の技術を持ってしても通常の数倍以上の時間と労力を費やすことでしか成し得ない。 繊細な線と美しいボディーラインはいわゆる平面製図の紙上だけで数値に基づいて作られる型紙では表せられるものではなく、ミリタリーの象徴であるM-65とヨーロッパで生まれた製図法の技術を落とし込むことで、デザインを損なうことなく現代のリアルミリタリー<3D 113 M-65 FIELD JACKET>を完成させた。
< 3D 113 M-43 FIELD JACKET > DRAPING : 立体製図・立体裁断・立体縫製(113 original 3Dクチュール)
1piu1uguale3 ではオートクチュールに近い立体製図・立体裁断・立体縫製を採用 オートクチュールとは既製服(量産服)に対する反義語であり仕立て服の事を意味しそれは現代の言葉を当てはめると オーダーメイド に当たる。 着用者の身体にフィットする最上級の着用感シルエットを実現するため 1piu1uguale3 では立体製図・立体裁断・立体縫製(113 original 3Dクチュール)を採用している。 元々人体は必ず均等なバランスではなく前後上下左右が非対称であり例えば上半身は背面より前面(胸側)の凹凸が大きく逆に下半身は背面の方が大きい。 生産量産性を追求した元来の平面製図・裁断では機械的量産が可能だが、直線的なカッティングでは凹凸のある人体に沿う様なシルエットと上質な着用感を獲得する事は難しい。 それを解消する立体裁断は人台に布を巻き付け立体的に裁断していく手法を取っており非常に細かい表現が可能となる。 しかしミリ単位のズレでもシルエットが一変してしまう立体製図のパターンは曲線が増える上にパターン枚数も多くそのため生産に必要な項目が倍以上とも言われている。 よって裁断・縫製の過程においても全ての項目が手作業で行われることが必須となり大量生産は不可能となっている。 加えてそれら生産性を度外視した立体製図・立体裁断・立体縫製(113 original 3Dクチュール)を語る上でオートクチュールという言葉を理解しなければならない。 それはオートクチュールは 最高級 ということである。 使用するファブリックだけでなく縫製方法・工場等一切の妥協を許さない環境で作られた洋服だけがオートクチュールと呼ばれる資格を持つ事が出来る。 先述の様な曲線中心の 立体裁断・立体縫製 の生産難度に加えデッドストックのヴィンテージ素材や海島綿・ハリスツイード・モンテベロレザーなど、世界中から集めた希少なファブリックを使用しているため全てのアイテムが数量限定生産となる。 加えてそれらの異なる特徴を持つ素材毎にベストな糸調子や針、縫製糸などのミシン調整も必要となり熟練した縫い手の経験と技量も必要である。 1PIU1UGUALE3 の original 3Dクチュールはそれらをコントロール出来る職人のセッションによって生産する事が可能である。 世界屈指のファブリックに立体製図のパターンと職人による立体裁断・立体縫製が加わり同調・増幅することで 113 original 3Dクチュールが完成する。